tmuxメモ : Tmux Resurrectとtmux-continuumで環境の保存/復元
Tmux Resurrectプラグインを使用するとtmux環境を保存できるので、PCを再起動しても環境を簡単に復元できるようになる。
tmux-continuumはTmux Resurrectをサポートするプラグインで自動で保存/復元を可能にする。よってこれらはセットで使うのがよさそう。
tpmでインストール
tpm(Tmux Plugin Manager)を使用している場合は、.tmux.conf
に下記行を追加してprefix + I
キーでインストール。
set -g @plugin 'tmux-plugins/tmux-resurrect' set -g @plugin 'tmux-plugins/tmux-continuum'
Tmux Resurrect
インストールが完了すると下記キーバインドで簡単に環境の保存/復元ができるようになるので便利。正しく動作している場合はステータスラインにTmux environment save!
やTmux restore complete!
というメッセージが表示される。
prefix + Ctrl-s : 保存 prefix + Ctrl-r : 復元
キーバインドを変更したい場合は以下のような設定を.tmux.conf
に追加。
set -g @resurrect-save 'S' set -g @resurrect-restore 'R'
保存される環境としては以下のものがある。
- 全てのセッション、ウィンドウ、ペインとその順番
- 各ペインのカレントワーキングディレクトリ
- ウィンドウ内のペインのレイアウト
- アクティブセッション、セッション
- 各セッションのアクティブウィンドウ、別ウィンドウ
- ファーカスのあるウィンドウ
- 各ウィンドウのアクティブペイン
- セッショングループ
- ペイン内で動いているプログラム(vim, man, lessなど)
また、追加で下記オプションも指定できる。
tmux-continuum
Tmux Resurrectのみだと自分で保存/復元をする必要があるのでtmux-continuumも一緒に使用した方がよい。
tmux-continuumの機能としては、
- 定期的に保存
- PC起動時に自動でtmuxスタート
- tmuxスタート時に自動で復元
がある。
定期的に保存
この機能はプラグインをインストールすると有効になっており15分おきに環境が保存される。
保存の間隔を変更したい場合は以下のような設定を追加(例は間隔を60分に変更)。
set -g @continuum-save-interval '60'
PC起動時に自動でtmuxスタート
この機能を有効にする方法はこのページを参照。
Macの場合は下記行を.tmux.conf
に追加(個人的には次のtmuxスタート時に復元で十分そう)。
set -g @continuum-boot 'on'
tmuxスタート時に自動で復元
この機能を有効にするためには下記行を.tmux.conf
に追加。
set -g @continuum-restore 'on'